しかも、企業や組織では、業務は1つだけではなく、組織全体で多数業務に関わる機器が存在し、またそれがネットワークで繋がれているため、
さらに、ログのフォーマットは、その生成元ごとにばらばらで統一されておらず、ログの出力項目や数もログによってまちまちです。多くの生成元は、ログ出力項目のデフォルト値をストレージのリソースに負担をかけないよう重要と考えられる必要最小限に絞っているため、本来欲しい情報が、ログとして生成できていない場合もあります。つまり、ログの生成元ごとに、組織にとって欲しい情報がログ取得できるかどうかを確認し、必要であれば、それを取得できるように設定しなければなりません。逆に、その組織にとっては不要な情報まで多くログが生成されてしまっている場合は、リソースや管理負担軽減のためにも、ログ生成時にそうした項目を排除すべき場合もあります。
ログデータは、ログの種類によっては、バイナリーログのように人が見ても内容が理解できないものも多いです。syslog形式のような標準的な形式のログもあれば、生成元によって独自の形式を採用しているので、カンマ区切りのテキストであったり、タグ付きのログなども存在します。
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