さまざまな種類のログの収集、保管、分析について
一元的に統合管理できていますか?
ネットワークの高速化、システムの高機能化、低価格化、多様化等々の要因によって、 多くの企業や組織においては情報システムのリスクも増大し、それに対するセキュリティ対策も日々見直す必要に迫られています。
理想的なセキュリティシステムの構築のためには、情報システムを構成するインベントリ個々の主要な構成要素に発生するイベント等のログを、どのように一元的に管理すべきかがとても重要な課題です。
統合ログ管理システムを構築し、ログを一か所にまとめてブラウザから手軽に分析できれば、ログを探す手間も省け障害対応を迅速に行えます。
どんなログであっても、統合ログ管理システムで自動的に誰でも理解しやすいログフォーマットに変換して、検索しやすいデータタイプに変更できれば、ログの取得元のシステムやソフトウェアの専門知識がなくても比較的容易にログを管理できるようになります。
そのため、ログの改ざん検出機能を持ち、圧縮・暗号化してセキュアな状態で効率的に管理できる統合ログ管理システムが必要となります。これらのログは、フォーマット変換される前の生ログに近い状態で原本管理できることが必須です。
できるだけ多くの製品についてそれぞれが出力するログも取り込んで保管し、同じように分析やレポート作成ができる統合ログ管理システムが望まれます。
Logstorage(ログストレージ)は、サーバ、ネットワーク機器など、あらゆるシステムの構成要素のログを統合して管理する国内シェアNo.1 (*1) 純国産の統合ログ管理システムです。
(*1)出典:デロイトトーマツミック経済研究所2023年1月発刊:内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2022年 (統合ログ管理ツール部門)出荷本数でシェア51.3%を獲得 https://mic-r.co.jp/mr/02620/
Logstorage 機能概要・特徴
Logstorageは、あらゆるログを収集して、パソコンやサーバ、ネットワーク機器などが出力するすべてのログを機器の種類、アプリケーション、フォーマットを問わず一元的な管理を可能にする統合ログ管理システムです。
これにより、分散している全てのログについても統合的な一元管理を行い、コンプライアンスや内部統制を支援します。
柔軟なシステム構成により小規模構成からのスモールスタートが可能となり、原本性の高い生ログについての高圧縮保管などの機能によって、ログの運用管理コストを削減できます。
② 表やグラフを用いてログを分析
③ 異常な兆候をリアルタイムに検知・通知
④ モニタリングの自動化 レポート機能
⑤ ログフォーマット定義機能
⑥ ログフォーマット自動解析機能
⑦ ユーザ単位・グループ単位でアクセス制御
⑧ ログデータの圧縮・暗号化保管
⑨ ログ収集/解析 Logstorage ELC (Event Log Collector)
⑩ 直感的な操作でスピード分析 Insight機能
⑪ Agent集中管理ツール Logsource Controller
① ブラウザを用いて多種多様なログを簡易に検索
② 表やグラフを用いてログを分析
指定したデータをログから集計、集計結果を表形式またはグラフ形式により表示します。
集計条件を保管して作業を定型化、集計結果はCSV形式でダウンロード可能です。
③ 異常な兆候をリアルタイムに検知・通知
ログの検知条件と通知方法の設定が可能です。
・ログの発生頻度による検知
・同時に複数のアクションが可能
・外部コマンドの実行
・置換パラメータに対応
・時間や曜日別に検知
・異なる種類の複数ログの組み合わせによる検知
・検知後のアクション(通知)間隔制御
④ モニタリングの自動化 レポート機能
検索、集計、検知履歴などのレポートの定期的な出力が可能です。
・定期的な実行
・多様な出力フォーマットに対応
・レポート出力条件を保管して作業を定型化
⑤ ログフォーマット定義機能
正規表現によるログの識別とタグ設定によるログの意味を解釈する機能です。
・ログフォーマット管理機能によりアプリケーション毎のログ管理が可能
・ウィザード機能によるログフォーマット定義の自動生成が可能
・インポート/エクスポート機能によりフォーマット更新/追加が可能
⑥ ログフォーマット自動解析機能
ログ受信時のスキーマ定義、正規表現設定が一切不要です。
・レシーバ設定でファイル形式を指定するだけで取り込み可能
・正規表現など複雑な設定を省き、設定を大幅に簡略化
・自動解析されたカラムを使った横断検索機能
⑦ ユーザ単位・グループ単位でアクセス制御
ユーザ単位やグループ単位で機能制限の設定が可能です。またユーザ毎の操作履歴(ログ)の出力が可能です。
LDAP/ADで管理されているユーザとLogstorage上のユーザを連携することができます。
⑧ ログデータの圧縮・暗号化保管
収集したログを最大1/10に圧縮し、堅固なAESやBlowfish等の暗号化方式で、安全に保管できます。。
・最大1/10に圧縮できる圧縮保管機能
・AESやBlowfishなどのログ暗号化機能
・ハッシュ値を管理のログの改ざん検出機能
・ログのアーカイブ機能
⑨ ログ収集/解析 Logstorage ELC (Event Log Collector)
複雑で分かりづらいWindowsのイベントログや、NetApp / DELL EMCのファイルサーバーのイベントログ、VMwareイベント、Unixコマンドを収集するサーバツールなど、エージェントレスで収集し分かりやすいログに変換し保管します。
⑩ 直感的な操作でスピード分析 Insight機能
ダッシュボードからログの統計分析を確認可でき、ドリルダウンによる絞り込み機能を始め、ドリルスルーによる詳細分析が可能なため、各種機能により直感的な分析が行えます。
⑪ Agent集中管理ツール Logsource Controller
ログの収集対象機器に設置する各エージェントの情報を、GUIで一括管理できるため、大規模なシステム環境においてもログの収集対象の管理が容易に行えます。
Logstorage システム構成
Logstorage 利用例
監査向けレポートの作成
収集したログを自動で定期レポート出力したり、特権ユーザの操作ログをレポート出力することで監査業務の運用負荷軽減を図ります。
たとえば、悪意を持った攻撃者はマルウェア等により管理者権限を奪取した後、証拠隠滅を図るため様々な情報を削除する傾向があるため、通常の運用では発生しない「Windowsイベントログ消去」を脅威の兆候として検知してレポートします。
障害対応のためのログの横串検索
複数種類のログをもとに、いつどのPCから、どのファイルサーバのデータにアクセスして、データをどうやって持ち出したかなど、特定ユーザについて時系列でどのような操作を行っていたのかを明確にします。
申請内容と実作業の突き合わせ
これにより、内部犯行の発見や抑止力になり、加えてシステムの不具合があった場合の原因究明に役立ちます。詳細な操作した内容についても、社内セキュリティポリシーに違反がない作業であったかどうかのエビデンスにもなります。
異常な兆候をリアルタイムに検知・通知
たとえば、特定ログの発生頻度による検知や、時間帯や曜日別の検知などで兆候を把握し、検知後の通知間隔制御なども活用して、検知したログメッセージを通知メールで送付します。
異なる種類の複数ログの組み合わせによる検知や、SNMP Trap、外部コマンド実行までも可能なので、不正アクセスに対しても迅速に対処できます。
Logstorage 連携製品
各製品ごとに、Logstorage上でのログの管理・活用に必要な「ログの自動収集」「ログフォーマット定義」「カラムセット定義」「レポートテンプレート」など一式がセットになっています。
※別途、Logstorage本体のライセンスが必要になります。
クライアント操作ログ管理 MylogStar用の連携パックです。
MylogStarは、精度の高いカーネルレベルでのログ取得により、困難とされるコマンドプロンプトや、CD-Rライティングソフト上でのファイル操作なども漏れなく収集でき、抜け道の無いPC操作ログの管理を実現します。
Logstorage DEFESA Logger 連携パック
Windows操作ログ取得システム DEFESA Logger用の連携パックです。
DEFESA Loggerは、Citrix XenApp、およびWindows Terminal Service上のクライアント毎の操作履歴を記録するサーバ用の端末操作記録ソフトウエアで、サーバにインストールするだけで、容易かつ詳細にログを記録できる低価格な国産ソリューションです。
Logstorage クラウド対応
Logstorageはクラウトサービス上で生成されるログデータの収集、解析、保管、分析を行うことができます。
クラウドサービス上のリソースのライフサイクルの管理、コンプライアンス準拠、セキュリティ分析、運用上のトラブルシューティングなど幅広く活用することができます。