2020.09.11
ec-006
本番データの更新ミスを抑制したい(メインフレーム)
最終試験を終えたデータの更新内容を本番データへ反映させる場合、ライブラリ管理者・運用担当者が実際のデータ反映処理を行うが、反映処理が手操作のため、反映時の打ち間違いや未承認の修正を完全に抑止する有効な手順が必要です。
システム監査上、本番データの更新処理に手操作がある場合、手操作に対するチェック機構が必ず求められます。
開発、単体テスト、統合テストを終えたデータの更新内容を本番データへ反映させるには、開発者の申請、データ管理者・システム管理者の承認を経て、最終的にライブラリ管理者・運用担当者による変更データの反映処理が行われます。
ただ、実際の変更反映は手操作で行われる場合が多いため、人為的なミスや申請外の故意な改変をチェックし、対応するためのリスクマネジメントが必要となります。
UPDATEカードを利用して手順をシステム化することにより、人為的ミスなどによる申請にないデータの更新を監査上の観点からも確実に抑止することができることになります。
参考情報:UPDATEカード
IEBUPDTE(z/OS)、JSEUPDTE(MSP)、JSDUPDT(VOS3)などのユーティリティで利用されるデータ更新用の制御カード。入力データに適用することで、制御カードに記述された変更内容を反映させることができる。
・本番データの更新処理をシステム化(自動化)できる
・不当な未承認の更新を抑止することができる
・システム監査の要件を充足できる
ESTCOMPR(イーセクターコンペア)
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