自社のオンプレミス環境に加え、初期投資を抑えつつ高機能なツールを利用するためにクラウド環境でのSaaS (Software as a Service)を積極的に活用するハイブリッド環境が増えてきています。
但し、従来のオンプレミス環境とSaaSのクラウドサービスとの業務連携をする為には、通常その都度データ連携用のAPIを使ったプログラム開発が必要でした。
そのため、ビジネスの激しい変化のスピードに追いつけず、システムがどんどん複雑化して、開発コストや維持管理負担の増大を招いてしまうことが問題視されていました。
iPaaS(Integration Platform as a Service)として開発されたクラウド型データ連携プラットフォームの
HULFT
Square(ハルフト スクエア)は、クラウド上で異なるシステムやアプリケーションをつなげて、データや業務をスムーズに連携させることで解決します。
HULFT
Squareは、安心安全にファイル転送できる
HULFTと、データ連携の
DataSpider Servistaを、統一的なクラウドネイティブなフルマネージドサービスとして、ノンプログラミングで利用できることが最大の特徴です。
クラウド環境のみならずオンプレミスの環境の業務についても、データ管理およびデータ連携操作がシンプルになり、加えてデータの利用と可視化が促進されるので、さらなるビジネスの加速を支援します。
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HULFT Squareはどんな課題を解決しますか?
異なるシステム間でのデータの連携における作業負荷や管理の問題について、クラウド上でデータ連携の自動化や一元化を実現することによって業務効率を向上します。
たとえば、注文データを、在庫システムや分析ツールに自動的にデータ連携し、手作業やミスを削減し、オンプレミスとクラウドの混在環境でもスムーズにデータ活用が可能になります。
どんなシステムと連携できますか?
Salesforce、Google BigQuery、AWS
S3、kintoneなど50以上のコネクターに対応しています。
クラウド環境のサービス、オンプレミス環境を問わず、ERPやCRM、会計ソフトなど幅広いシステムと簡単に接続が可能です。
プログラミングの知識は必要ですか?
不要です。
HULFT
Squareは、メジャーなアプリやサービスを繋ぐための各種コネクターが用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的なインターフェースで、ノーコードでデータ連携を設定できます。
もちろん、日本語対応でさらに使いやすく、IT初心者でも簡単に操作できます。
セキュリティは安全ですか?
企業向けの高いセキュリティ基準を採用しており、データは暗号化され、ユーザー操作ログの管理やAPI制御によって情報漏洩を防止しているので安心して利用できます。
どんなサポートがありますか?
24時間365日のテクニカルサポート、ハンズオンセミナー、ユーザーコミュニティなど、開発元メーカーのサポートにより、導入から運用まで多彩なご支援が可能です。
費用はどのくらいかかりますか?
4種類の基本プランに加え、サポート料金などのオプションを組み合わせた柔軟な価格設定となります。
サブスクリプションなので、初期投資を抑えたスモールスタートが可能で、バージョンアップ等の作業負担も軽減できます。
HULFT Squareと、HULFT10との違いは何ですか?
HULFT10は、主にファイル転送に特化したミドルウェアで、オンプレミス(zOS、IBMi、Linux、Windowsなど)やクラウドのコンテナ環境(Amazon ECSなどコンテナ対応)で動作し、セキュアなファイル転送に注力しています。
対して、HULFT
Squareは、クラウドネイティブのiPaaS(Integration Platform as a Service)です。ファイル転送(HULFT)とデータ変換(DataSpider Servista)と同等の統合した機能を有し、クラウド、オンプレミス、SaaSをノーコードで統合し、データ連携を一元管理でき、サーバー管理不要でブラウザから操作可能です。
HULFT Squareと、DataSpider Servistaとの違いは何ですか?
DataSpider Servistaは、クラウド連携も可能ですが、クローズド環境や基幹システムとの連携に強い主にオンプレミス向けのデータ連携ツール(EAI)です。
対して、HULFT
Squareは、iPaaSのフルクラウド型で、スモールスタートが可能です。DataSpider Servistaのアダプタと同様に、HULFT Squareでは、AWS、Google Cloud、Salesforceなど50以上のコネクターによってクラウド/SaaS連携に最適です。
HULFT Squareが実装するiPaaSとは?
iPaaS(Integration Platform as a Service)は、クラウド上で異なるシステムやアプリケーションのデータを簡単につなぐためのサービスです。
ノーコードでデータ連携を容易に設定できるため、連携のための作業負荷やミスを削減できます。また、クラウドとオンプレミスを統合し、リアルタイムでデータを共有し、セキュリティも高く、業務効率化やコスト削減に貢献し、成長に合わせ柔軟な拡張が可能なため、ビジネスを加速するデータ活用を実現します。
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①オンプレミスとSaaSの連携
社内の業務システムによって作成されたデータを、クラウドで行う業務アプリのインプットデータにしたい場合など、自動的に安全にファイルを送信する仕組みがあると、手間と時間の短縮になりミスも軽減できて、作業がとても効率的になります。
②アプリの規定フォーマットへのデータ変換
基幹業務などから得られたデータを、クラウドサービスの業務アプリに手入力しているようなケースなど、アプリに手入力していたデータを、所定フォーマットに応じてあらかじめ加工したい場合に作業の効率化が実現できます。
③クラウドベースのアプリケーション連携
HULFT
Squareは、メジャーなアプリやサービスを繋ぐための各種コネクターが用意されていますが、それに該当しないシステムへの連携についても、APIによるデータ連携や、ファイル転送による連携ができます。
④煩わしい運用管理からの解放
ファイル転送やデータ編集のためのサーバを自社で運用管理したくない場合など、管理する負担をすべてクラウドサービスに任せることができ、サブスクリプションの課金なため、初期投資や、将来の乗換や終了におけるリスク軽減も期待できます。
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①コネクター機能
HULFT Squareには多数の「コネクター」があります。
「コネクター」を使用することによって、SaaS連携、データ連携、ファイル連携を実現可能とします。
また、連携は専門的な技術や知識なしでもドラッグ&ドロップで各システムを連携することができます。
コネクターは、主にデータベースなどの外部のシステムからデータの読み取り、書き込みを行うコンポーネントです。
②デザイナー機能
デザイナーを使用して、ETLスクリプトの開発、実行、およびデバッグをグラフィカルに行うことができます。
スクリプトを作成するときにコードを記述する必要はなく、アイコンをドラッグして設定するだけで、データ接続とデータ連携を作成できます。
たとえば、コネクターで読み取った結果データや変数を変換するためのコンポーネントのコンバーターの設定などができ、その中でも入力データと出力データ間のデータ変換は、Mapperエディタで定義します。
あるコンポーネントで読み取ったデータを変換・加工して別のコンポーネントに書き込んだり、変数に代入したりすることも、ドラッグ&ドロップで簡単に行えます。
スクリプトはデザイナーから実行させる以外にも、ファイルの作成や更新、スケジュール、HTTP要求、HULFTからの集信などのイベントをトリガーにしてスクリプトを実行するためにジョブとして設定することもできます。
③コンバーター機能
クラウドの業務アプリを使用するために、たとえばSFA(営業支援)やERP(基幹システム)で生成されたデータを、わざわざ手入力していては効率が悪すぎます。
クラウドのアプリで連携したい場合は、そのシステムのAPIを利用してデータをバッチ処理で入力することが可能な場合が多いのですが、そのデータは抽出や加工を行って、連携先のアプリが使用できるように既定のデータフォーマットに変換する必要があります。
HULFT
Squareであれば、取り込んだデータをコンバーターを使用して、データの変換・演算、連結、分割、置換といった作業を自動化できます。
さらにコネクターが、連携先へデータをロードしてくれるため、ETLのExtract(抽出)、Transform(変換)、Load(格納)の機能をすべて賄うことができます。これらの機能はデザイナーを使用して、ETLスクリプトの開発、実行、およびデバッグをグラフィカルに行うことができ、プログラミングの専門知識は必要ありません。