【Tips-013】追加インストール無 GUIによる16進数データ変換
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HULFT Windowsと名前解決
【Tips-013】
追加インストール無 GUIによる16進数データ変換
追加インストール無 GUIによる16進数データ変換
【Tips-0009】
と同様に16進数のダンプリスト出力などをCyberChef(サイバーシェフ)により実施していきます。
CyberChefは、情報機関である英国政府通信本部(GCHQ)が開発したデータの暗号化/復号化/圧縮/16進ダンプなどのWebアプリです。
無料かつメールアドレス登録など無く、単にブラウザでアクセスすることですぐに使えますが、何も保証がないので自己責任でご利用ください。
CyberChefは、下記のようにわかりやすいGUIで操作可能です。
1)画面右上[Input]の箇所に入力データを貼り付けます。
(
アイコンから、ファイルアップロードも可能ですが、処理速度が遅いため10MBが限界と思われます。)
2)画面左[Operations]-[Favourites]などのパネルを開きます。
([Operations]下の[Search...]の箇所に文字列を入力することで、変換処理方法を検索できます。)
3)実施したい変換(To Base64やFrom Hexなど)を画面中央の[Recipe]にドラッグ&ドロップします。
([Recipe]には、複数の変換を設定できます。)
4)画面右下上[Output]の箇所に出力データが表示されます。
(日本語表示させたい場合、
をクリックして、表示する文字コードを選択します。)
次に「16進数[e3 8c b6]をUTF-8に変換し、その文字をS-JISに変換した結果の16進数表記」を表示させてみます。
1)下記をCyberChefに入力します。
1-1)[Input]に[e3 8c b6]をペースト
1-2)[Operations]-[Data format(またはFavourites)]を開く
1-3)[From Hex]を[Recipe]にドラッグ&ドロップ
1-4)[Output]の右下の
から[UTF-8]を指定
2)[Output]にて[㌶]が表示されたことで、16進数の[e3 8c b6]は、[㌶]であると確認できました。
3)下記をCyberChefに入力します。
3-1)[Operations]-[Langage]を開く
3-2)[Encode text]を[Recipe]の[From Hex]の下にドラッグ&ドロップ
3-3)[Recipe]-[Encode text]-[Encoding]に[Japanese Shift-JIS(932)]を指定
3-4)[Output]の右下の
から[Japanese Shift-JIS]を指定
4)下記をCyberChefに入力します。
4-1)[Operations]-[Data format(またはFavourites)]を開く
4-2)[To Hex]を[Recipe]の[Encode text]の下にドラッグ&ドロップ
5)[Output]にて[87 66]が表示されたことで、UTF-8の16進数[e3 8c b6]を変換元とした場合、S-JISの変換先は16進数[87 66]であると確認できました。
CyberChefは、暗号化/復号化/圧縮なども可能なので、様々なテストデータが作成できると思います。
今回の記事が皆様のお役に立てば幸いです。今後も技術情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
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