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2019.11.07

シェアリングエコノミーとロボット

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カーシェアリングや民泊などに代表される物やサービスを、多くの人達と共有したり、交換したりするビジネスモデルが近年多く登場しています。

シェアリングエコノミーとロボット
いわゆる「シェアリングエコノミー」ですが、昔は家を買うこと、自家用車を所有することが憧れであり、ある意味目標でしたが、最近はそうした価値観を重要視しない考え方の人も増えてきています。
Uberなどのライドシェアや、メルカリのようなフリマがビジネス的にも大成功をおさめているのは、やはりインターネットが全世界に普及したことが起因しています。
自動化も進めば、ロボットのシェアリングにも期待が湧きます。法規制の問題がなければ、将来近くにいるドローンのロボットに直接お願いして好きな時に宅配を依頼して配送してもらえるかもしれません。家に居ながら、海外のロボットにお願いして、自分が行けない観光地への旅行を代わりに体験してもらうこともできるかもしれません。

ハードウェアのロボットは、実体があるのでいろいろなシェアサービスがイメージし易いですが、RPAのロボットであればどうでしょう。
RPAのロボットは、ソフトウェアなので、ネット経由でいつでも使用できるオープンソースのライブラリのような形態になっていることが理想です。とはいえ無償ではビジネスとして成り立ちにくいので、既にあるサブスクリプションタイプのクラウドサービスを利用して、給与支払いのように月額契約でロボットを雇うか、使用したい時に使用したい場所でその目的に応じたロボットを呼びだし、働いてもらった分だけブロックチェーンのトークンとかで自動的に支払いができるような仕組みになると思われます。
今後の課題は、RPAのロボットもデファクトスタンダードがはっきりしてきて、クラウド経由で低料金にてどこでも誰でも同じ使い勝手によって手軽に使用できるような仕組みが確立されることです。
そうすれば、体調が悪いときにソフトウェアロボットにスマホから仕事の代行を依頼することなどが簡単になります。
むしろ、大勢でシェアしているロボットにも拘わらず、個人的にはスマホの中にいるコンシェルジェのように、自分専用にカスタマイズされた優秀な仕事仲間がいるような感覚で、毎日ロボットを利用する時代になるかもしれません。

ロボットがコモデティ化すれば、スマホでSNS やメールを見るのが日常になったように、ロボットと指示や報告などの会話をするのが毎日あたりまえになる時代が、いずれやってくるのでしょう。


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