×
2020.05.11

在宅勤務者のセキュリティ注意点

PDF

テレワークによって、在宅勤務を行う人は、会社で実施している情報セキュリティ対策に関する行動指針に加え、更に気を付けるべきポイントが増えます。

在宅勤務者のセキュリティ注意点
これは、堅牢なセキュリティシステムに守られた会社内での業務とは違い、ネットワーク越しで社外からの業務活動を行うことになるため、脅威のレベルが当然上がるからです。よって、テレワークを実施するためには、従来のセキュリティーポリシーを見直し、在宅勤務者用のセキュリティルールを定めることが前提となります。

在宅勤務者は、会社で定めたセキュリティポリシーを遵守し、自宅で取り扱う会社の情報資産の管理責任者であることを自覚する必要があります。会社で定めたテレワークに適したセキュリティルールに従って業務作業を遂行している限りにおいては、原則責任は問われません。
そのためにも、ルールに従ったセキュリティ対策実施状況を自己点検して、万が一情報セキュリティ事故が発生したときに備え、連絡体制の確認が必要です。
業務で使用するPCやモバイル端末は、盗まれたりしないよう家の中で安全な場所で使用し、管理します。その際、家族も含め、第三者が不正に利用したり、業務作業中の画面をのぞき見されないよう注意が必要です。家庭内のWi-Fiを家族で共有しているときなど、不正に会社のデータがアクセスできないように、VPNを使用したり、ディスク上のデータを暗号化して、安全なバックアップを実施しておくことも大切です。
また、ゲームなど許可されていないアプリをインストールしたりすることはもちろん禁止ですし、誰もまわりに居ないからとつい普段家で使っているWebサイトを見てしまいがちですが、マルウェア侵入等のセキュリティリスクがあるため業務に関係ないWebサイトへのアクセスは絶対ダメな行いだと認識すべきです。
セキュリティ対策にとって当たり前な、OSのアップデートやアンチウイルスソフトの定義ファイルの更新などは、VPNで繋いだ場合の回線が遅いからと後回しにしてしまいがちです。OSのアップデートなどは、業務時間外にスケジュール設定するなど、忘れないように対処が必要です。そして、IDやパスワードなど、絶対に家族や第三者に知られないよう会社にかいる時以上に気をつけて、管理と運用をすることが重要になります。

セキュリティルールを守り、事故がない安心安全な在宅勤務を継続するため、普段からの心がけが大切です。


← 前のページ→ 次のページ

[タグ] アクセス データ保護

[関連]

▼業務自動化やセキュリティ対策に関するご相談は、お気軽にお問合せください RPA概説お問合せ