定型業務のオペレーションを自動化しませんか?
従来のジョブスケジューラーツールを使用したの自動応答は、コマンドラインのテキストには対応できますが、画面の表示位置での指定やマウスでの自動応答などが無理でした。
今まで無理だと諦めていたシステムの自動化(Runbook Automation)が、ソフトウェアロボットのフレームワークであるROBOWAREを使えば多くの業務について実現できます。
ソフトウェアロボットへの期待
- システム運用で困った経験はないですか?
- システムを運用されている方の作業をロボットに置き換えるとメリットがありますか?
システム運用の悩み (課題をクリックしてください)
- 定常業務で同じオペレーションを自動化したい。
- 就業時間外に規定ソフトの更新を行いたいがPC台数が多すぎる。
- アラートメールの対応は自動的に対処して管理者の負担を減らしたい。
- 監視ソフトやERPの表示画面の内容を判断して毎回同じ入力を減らしたい。
- 画面に表示されたアラートの赤色を判断して、即座に対応したい。
- 移動端末の状態を遠隔監視して自動で管理・制御したい。
人のオペレーションをロボット化(Runbook Automation)させるポイント
ROBOWAREを活用すれば、実行されているアプリケーションのウィンドウ画面に何が表示されているか認識できることで、確実に目的のアプリケーションウィンドウにキー入力やマウスを操作することができます。
キーボードやマウスの入力がなくても、直接PC内で動作しているアプリケーションのメモリを読み込むことで画面表示などのコンピュータリソースを確認しながら目的の情報を制御可能です。
ROBOWAREによる課題解決
1. 定常業務で同じオペレーションを自動化したい
◆ Windows上での固定業務・定型業務など人と同じ判断操作をロボットが操作します。
・人がキーボードとマウスを使用して行う判断操作と同じ判断操作を行うことができます。
・ telnet やSSHで通信不可能なアプリケーションの操作が可能になります。
2. 就業時間外に規定ソフトの更新を行いたいがPC台数が多すぎる
◆ 全従業員のWindows PCをソフトウェアロボット化することで日々のPC管理を自動操作で管理します。
社内標準既定のソフトウェアをインストールして従業員に支給している場合、ソフトウェアが操作でしか更新、設定できないソフトウェアを従業員がPCを使用していない時間帯に自動で操作することができます。
更新作業における操作は、システム管理部員がリモートで操作すると数分以内で終わる程度をタイマーにより就業時間外にソフトウェアロボットに代行操作させることができます。
更新例
・複合機(プリンター)の入れ替えにおける設定操作
・OutlookやIE(ブラウザ)のセキュリティなど各種設定の更新操作
・Windowsのコントロールパネルの各種変更設定
(PCに割り付けているIPの変更など)
・企業固有で利用しているソフトウェアを操作による更新設定
3. アラートメールの対応は自動的に対処して管理者の負担を減らしたい
4. 監視ソフトやERPの表示画面の内容を判断して毎回同じ入力を減らしたい。
◆ ブラウザに表示されたコンテンツの確認と自動入力を行います。
既に利用しております監視ソフトやERPソフトウェア、クラウドサービス等で利用するブラウザに表示されている文字を確認する事ができます。
表示されているブラウザの文字は、表示位置に関係なく確認でき入力する事が可能です。
5. 画面に表示されたアラートの赤色を判断して、即座に対応したい
◆ 地図情報などのグラフィック表示の認識をします。
既に利用している監視ソフト等で監視先のノード状況をアイコンの色の変化でお知らせする場合など通常は人の目視で確認しますが、RBFよりアイコン等のモニターの色(RGB値)の変化を監視することで、常時、監視画面の前に管制員を配置することが不要になります。
6. 移動端末の状態を遠隔監視して自動で管理・制御したい
◆ 移動体に搭載されているPC(Windows/Linux) の管理・制御することができます。
無線LAN(WiFi)とRBFのフレームワーク網を活用することで、移動体に搭載されている
コンピュータを個別に識別でき、それを遠隔で管理・制御することができます。
移動中に、搭載されている突然のコンピュータの異常等が発生した場合、24時間365日自動で対応することができます。
機能概要・特徴
ソフトウェアロボットのフレームワークであるROBOWAREは、Runbook Automation (RBA)をコンセプトとし、グリッドコンピューティングの実現とグリッドネットワーク上に配置したコンピュータをソフトウェアロボット化することを目的としたコンピュータ制御に特化した人による運用操作手順を自動化支援するための開発用フレームワークAPIです。
Runbookとは、コンピュータの操作手順書であり、Runbook Automation (RBA)は、Runbookに基づいた業務や管理を自動化するソリューションのことを言います。
Alternative IT Engineer Service、つまりITロボットSES(派遣サービス)を実現する基盤となるソフトウェアです。
ROBOWARE 製品の特徴
ROBOWAREは、コンピューターをロボット化させるフレームワークソフトウェアです。
ロボットに指示するフレームワーク型API(Method)集が含まれます。
一般的に、クライアント / サーバによるネットワーク方式(C/S 方式)が採用されておりますが、ROBOWAREは、グリッドコンピューティングによるネットワーク方式(グリッド方式)を採用しております。
ROBOWAREホスト間で運用操作命令を通信リレーする目的のコンピュータを操作できます。
ROBOWAREのAPIで開発したロボットへ指示する操作手順(プログラム)を管理します。運用設計における基本フローから見る運用コスト削減効果
システム運用系のソフトウェアの殆どはテンプレート型が多いのですが、ROBOWAREは、開発型のソリューションソフトウェアです。ソフトウェアロボットのフレームワークとして人がPCで作業することと同じ作業を簡単に開発することができます。
運用設計における基本フローから見るリスク削減効果
労働集約型運用とは、AP開発エンジニア、ネットワークエンジニア、DBエンジニア、サーバエンジニア... など、複数のエンジニア(人)を集合させて運用する方式を言います。
運用をロボット化(Runbook Automation)するメリット
- 運用コストダウン
- 労務問題から解放
- 災害・障害 発生時の対応
- 紙の運用手順書の削減
24時間365日 人に代わって作業させることができ、省人化によるコストダウンをすることができます。
人による業務の労務問題から解放され、24時間365日計画通りに作業させることができます。オペレーションミスもありません。
災害・障害 発生とき、専門技術者に代わってシステム復旧作業を代行させることができます。
紙による運用手順書をJobコマンド化して管理できます。*JOBコマンド:ロボットが動作する1つの操作手順(指示)
運用手順書の学習及び教育、組織内異動による引き継ぎ作業工数を削減することができます。
動作環境
ROBOWAREの動作環境
項目 | 説明 |
---|---|
CPU | 1GHz 以上(Intelまたは互換CPU) |
常駐時使用メモリ | 50MB以上 |
必要ディスク容量 | 100MB以上の空領域 |
モニター解像度 | WUXGA(1920x1200) 以下、DPIスケーリング96(100%) を推奨 DPI 96(100%)~144(150%)まで対応 |
Windows OS ※1 | Microsoft Windows Server 2008 R2 64bit Microsoft Windows 2012 Server Microsoft Windows 2016 Server Microsoft Windows 2019 Server Microsoft Windows 2022 Server (RBF Ver.1.1.5.7以上) Microsoft Windows 8.1 32/64bit (RBF Ver.1.1.5.8(x86)以下) Microsoft Windows 10 64bit (22H1以上推奨) Microsoft Windows 11 64bit (RBF Ver.1.1.5.8(x64)以上) |
Windows OS Language | 64bit 日本語、英語、韓国語 |
Linux OS ※2 | Redhat RHEL5 / CentOS5 32bit Redhat RHEL6 / CentOS6 32bit/64bit Redhat RHEL7 / CentOS7 Redhat RHEL8 / CentOS8 Redhat RHEL9 互換 (推奨 Rocky9 Linux) |
Linux OS Language | 64bit 日本語 |
Ruby ※3 | Version 1.9.3系 ~ 3.2系 : Windows 32/64bit / Linux 32/64bit |
Java ※3 | JDK6 ~ JDK20 32bit/64bit Java 標準外部ライブラリ JNA(Java Native Access) Version 5 系 以上 |
PHP ※3 | 5.6系, 7.0系, 7.1系, 7.3系, 7.4系, 8.0系, 8.1系, 8.2系 : Windows 32bit/64bit Linux 32bit/64bit Windows: PHP5.6系 VC11 x86/x64 Thread Safe only Windows: PHP7.0系 VC14 x86/x64 Thread Safe only Windows: PHP7.1系 VC14 x86/x64 Thread Safe only Windows: PHP7.3系 VC15 x86/x64 Thread Safe only Windows: PHP7.4系 VC15 x64 Thread Safe only Windows: PHP8.0系 VC15 x64 Thread Safe only Windows: PHP8.1系 VC15 x64 Thread Safe only Windows: PHP8.2系 VC15 x64 Thread Safe only Linux : Non Thread Safe only |
C# | .NET Framework 4.6.2以上 |
TCPポート番号 | 37000:基本待ち受けポート番号(変更可能) |
UDP ポート番号 ※4 | 37000:ブロードキャスト待ち受けポート番号(変更可能) 57000:ブロードキャスト返信待ち受けポート番号(変更可能) |
※1:Linuxの場合、日本語フォントがインストールされている必要があります。 Windows 7は、2020年1月14日 Windows OSの延長サポート終了に伴い、RBF 1.1.3系のみ保守対応となります。 Windowsのロケール文字コードの設定でデフォルト以外は、対応しておりません。日本語の場合、CP932のみとなります。 ※2:Windows GUI制御する場合、PCにモニタードライバー、キーボードドライバー、マウスドライバーが有効である必要があります。 ※3:Linuxの場合は、glib 2.3.4、libstdc++ 3.2.3 以降がインストールされている必要があります。 ※4:UDPポートの利用は RBF Professional版のみ利用します。 ・開発言語をOSにセットアップしない場合でも動作します。 ・上記の内容は、予告なしに実際の仕様が変更される場合があります。 |
RBF Managerの動作環境
項目 | 説明 |
---|---|
CPU | 2GHz 以上(Intel または互換CPU) |
常駐時使用メモリ | 10MB 以上 |
必要ディスク容量 | 20MB 以上の空き領域 |
Windows OS ※1 | Microsoft Windows Server 2008 R2 64bit Microsoft Windows 2012 Server Microsoft Windows 2016 Server Microsoft Windows 2019 Server Microsoft Windows 2022 Server (RBF Ver.1.1.3.7以上) Microsoft Windows 8.1 32/64bit (RBF Ver.1.1.3.8(x86)以下) Microsoft Windows 10 64bit (22H1以上推奨) Microsoft Windows 11 64bit (RBF Ver.1.1.3.8(x64)以上) |
Windows OS Language | 64bit 日本語、韓国語 |
ROBOWARE | Version 1.1.5.7 以上 がインストールされている必要があります。 |
モニター解像度 ※2 | WUXGA(1920x1200) 以下、DPIスケーリング96(100%) を推奨 DPI 96(100%)~144(150%)まで対応 |
※1:Linuxの場合、日本語フォントがインストールされている必要があります。 Windows 7は、2020年1月14日 Windows OSの延長サポート終了に伴い、RBF 1.1.3系のみ保守対応となります。 Windowsのロケール文字コードの設定でデフォルト以外は、対応しておりません。日本語の場合、CP932のみとなります。 ※2:DPIスケーリングが168(175%)以上の場合、表示が拡大されることで表示されない項目が発生する場合がありますが、動作には問題ありません。 ・上記の内容は、予告なしに実際の仕様が変更される場合があります。 |
QuickROBOオプション
QuickROBOは、PCのマウスやキーボード操作を簡単に記録して素早く自動化できるツールです。
単純な定型業務はQuickROBOのみで実行でき、条件や例外処理などの複雑な処理は、ROBOWAREからQuickROBOを呼び出せます。