Ironstream® (アイアンストリーム)は、IBMメインフレームデータを、Cloudを含むオープンシステムに連携することで、より迅速で正確な問題の発見と解決を可能とする環境を提供します。
ステム運用管理者によるシステム改ざん防止、データ流出事故なども事前に防ぐことができます。
z/OSシステムイベントの見える化を実現
Ironstreamは、大規模組織でのデータ分析に重要な役割を果たします。従来取得が困難であったIBMメインフレームのデータを、分散システム側からアクセス可能にして、複雑だった操作をワンストップで実現し、問題の発見、解決を支援いたします。Ironstream for Splunk®は、メインフレームシステムから、z/OSのログを収集して、Splunk® Enterpriseまたは、Splunk Cloud™の特別なシステムへ安全に送り、他の組織のITインフラからの他のマシンのデータともマージすることができます。
Splunkは、様々な分散環境からのマシンデータを収集し、リアルタイムあるいは、過去の状況から素早くトラブルシューティングや対処判断をするための情報提供をいたします。
Splunkモニタリングにz/OSモニター追加で360°ビューを手に入れよう!
メインフレームのモニタリング(監視)は、他のオープンシステムとは切り離され、独立した特別な環境と運用を必要としていました。Ironstreamは、メインフレームのシステム情報を、オープン環境のSplunkへ通知し、Splunk上で全方位 (360°)の見える化を可能とします。
従来、典型的なメインフレームシステムによって生成された、Syslog、SMFレコード、Top SecretやRACFに代表される200以上に上るログのデータを解析するためには、膨大なマンパワーや、高度な専門知識が必要でした。それまで、監視とz/OSログを分けて維持することは、コスト高となっていましたが、Ironstreamを導入すれば、メインフレーム監視のシステムについてもSplunkを通して容易にワンストップですべてのシステムの可視化が実現できます。
オープン系担当者でも、メインフレームデータの専門知識が無くても大丈夫です
よりクリアな正確なセキュリティ情報オープン系システムと同様に、メインフレーム環境(CICS、DB2、IMS、MQなど)についても警告とリスクが明らかになります。
より健全なオペレーション解析や診断のために、他のシステムからメインフレーム環境への例外的なアクセスが改善されます。
より良い問題分析管理メインフレームのSMFログデータが、分析と対処のためにすぐに利用できます。
より高い操作効率企業内の他のシステムとの連携するレポートがすぐに作成できます。
機能概要
以下はモニタリングの例です。 |
・SYSLOGとSMF110で、CICSトランザクション情報を確認 |
・SYSLOGとSMF14,15,30で、ソース情報から問題判別が容易に |
・SMF80(RACF情報)で従来のSIEMに加え、インフレームの異常を検知 |
・SMF30で能力の増加などをSLAと照らし合わせ、安定したプロジェクトスケジュールを計画 |
・ネットワークパフォーマンス、セキュリティ、警告に関連するSYSLOGデータをフォワード |
・侵入先発見と予防、侵入傾向の予知 |
・警告通知と侵入防止における侵入検知の構成 |
・リアルタイムIPスタックモニタリング |
・ネットワーク可用性のためのアラート |
・EE(エンタープライズエクステンダー)アクティビティのモニタリング |
(EE:高性能経路指定IPネットワークでシステムネットワーク体系(SNA)アプリを実行可能にするネットワーク体系) |
・OSA(オープンシステムアダプタ)イベント(OSAチャネル、ポート、インタフェース)のしきい値モニタリング |
・OSAチャネル、ポート、インタフェース、LPAR、VTAMのモニタリング(Linuxリソースを含む) |
・SMFログデータ収集(SMF4,16,17,40,42,50,90,92.113,.208) |
・USS(UNIXシステムサービス)ファイルに対する重要ログ情報(Log4j, セキュリティ、その他のログ) |
・RMFIIIからのパフォーマンス劣化・ボトルネック可能性のリアルタイム警告 |
・COBOL,C,REXX,アセンブラユーザのためのAPIでのユーザデータのSplunkへの展開(Forwarding) |
サポートされるデータソース
Splunkダッシュボード表示例
Syslog ダッシュボード(1)
Syslog ダッシュボード(2)
SLAトラッキングのためのJOBモニター: SMF 30
稼働環境
・サポートOS z/OS 1.13以上